2021-01-01から1年間の記事一覧

せせらぎの小道:記憶、衝撃

上の写真は毎日新聞社発行:60年安保闘争の時代、新装版、裏表紙よりコピーしたもの。垂れ幕は、民主社会党西尾末広氏、日本社会党浅沼稲次郎氏、自由民主党池田勇人氏。場所:日比谷公会堂、時:1960年10月21日(土)午後3時過ぎ。 3党首立会演説会で民社党…

せせらぎの小道:多様性

養老孟司さん(解剖学)と海野和男さん(写真)が出版した「虫は人の鏡」という本から写真を拝借しました。養老先生は虫たちの多様性ということについて、先生特有の語り口で述べています。 この一枚は私の写真。草花の多様性を思い、それ故に長い間生息でき…

せせらぎの小道:銅像

猪苗代湖畔。十六橋を見下ろす位置にファンドールン君の銅像が建つ。雪景色の中のファンドールン君である。 周辺地域は”戸の口原”、”滝沢口”。戊辰戦争の古戦場にあたる。会津白虎隊の事を熱く語る人々がいる。 曇り空を見ながら、遠くなった明治を思う。激…

せせらぎの小道:眞鍋さん

眞鍋淑郎さんの、今年度ノーベル賞受賞対象論文は1967年に発表されたものです。勿論その後の研究も加味されてはいるが、大分前の論文ということになる。 現在、地球温暖化は世界的に国連レベルで論議され、毎日のように新聞紙上に掲載されている。 二酸化炭…

せせらぎの小道:宝木

この山茶花を当施設の宝物といってくれる人がいる。極端な話、この樹が無くなるようなら私辞めます、をする方もいた。毎日見る度に花の数が違う。これから満開の状態に向かって毎日姿を変えていく。 何故か最近、どうしても人に語っておきたいことばかりが増…

せせらぎの小道:地球温暖化

地球規模の公害とみている。世界中の若者達の大きな関心事となっている。国連を中心とした対策サミットも幾度も開催されていて報道されてもいる。生活環境に及ぼす影響が大きいので、これからこの世界で活動していく若者達が関心を持つということは当然のこ…

せせらぎの小道:イナッシー

英国の北、ネス湖に住む謎の怪獣はネッシーという愛称を持っている。なんと猪苗代湖に住む怪獣もいる。イナッシーという愛称まである。私はイナッシーを見たことがある。そして写真にも収めている。だあれも信用してくれてはいない。 御霊柩峠から額取山へ向…

せせらぎの小道:晩秋

この季節に花を咲かせている薔薇。冬薔薇(ふゆそうび)としよう。 柿の実が冬の食用として重宝されていた時を懐かしく思う。今の季節取り残されている実はお布施柿(おふせがき)と呼ばれるらしい。鳥たちのための食用ということか? 何故かもったいないと…

せせらぎの小道:多様性・連鎖

夢中になって写真を撮った時のことを思い出してしまった。それらのそれぞれの美しさはどのように表現して良いのやらと途方に暮れる。人の数だけ人生があるように動植物の数だけ生き様がある。 トラノオ(虎の尾)アゲハチョウ(揚羽蝶)90年6月29日。 …

せせらぎの小道:世界の転換点

日付は90.10.9.会津駒ヶ岳付近。 この時が世界の転換点のように思っている。ベルリンの壁が崩壊してソヴィエト連邦が消滅した。 私自身の周囲も激変していく。このあたりで論議されていたこと。患者の権利、インフォームドコンセント、ターミナルケア、在宅…

せせらぎの小道:高校生もSDGs

2021年10月25日・朝・額取山連峰の朝霧 朝霧の向こうに浮かんでいるような額取山連峰。 この日の毎日新聞。高校生のSDGs。 SDGsは今や世界の流行語。これは毎日新聞電子版からのコピー。文字が小さすぎ。 メモ。医福連高瀬君に連絡。生協の考えを初…

せせらぎの小道:男脳、女脳

夕陽に銀色に輝く芒を見たかったのだが、その場所までたどり着く前に日が陰ってきてしまった。風に揺れていることが多いのだがこの時は揺れが少なかった。哀愁という言葉がよく似合う姿でありました。 花言葉:活力、生命力、心が通じる。私の感性はその反対…

せせらぎの小道:転換点

1995年10月にロッチデールを訪ね、その年から協同組合に興味が湧いてきて、今に至っている。この時が自分の転換局面であったように思っている。 持参したカメラが現在使われているような便利なカメラではなかったので何とも心許ない。それにスライドフ…

せせらぎの小道:一休み

コスモス秋桜、センブリ千振 1994年頃イギリス、ロッジデールに、協同組合を学ぶために、医療生協幹部医師学校の一員として出かけた。その記録を今まとめ直し、こういう時にこそ協同組合の考えとSDGsを実践したいと張り切っている次第です。 来月の末に…

せせらぎの小道:徒長

徒長した枝に、今日の段階で、未だ薔薇が花を咲かせている。他の枝にはもう赤い実が沢山ついている。本来ならこういう枝は切り落とされ来シーズンに備えるものだが、孤高の美しさを持っているからか、上へ向かって花を咲かせまた花芽もつけていて今にも咲き…

せせらぎの小道:組閣

総理大臣を選ぶ選挙に参加できないかと思って、故佐々木寛侑さんに相談したことがあった。自民党総裁が総理大臣になる確率が高いから、自民党員になり、国会議員以外の人が投票できる、いわゆる地方票の枠内に入ることを目指しては?ということでした。 「君…

せせらぎの小道:秋明菊

秋明菊、学名Anemone hupehensis var・japonica. 菊ではない。キンポウゲ科の植物。近縁のアネモネなどと同様、プロトアネモニンを含み有毒。乳液に触れるとかぶれを引きおこす。 花言葉、「忍耐」「薄れゆく愛情」「淡い思い」「多感な時」。 花の少ないこ…

せせらぎの小道:気になること

椿がもう来春のための花芽をつけている。 中秋の名月を少しの時間だけ眺め、月見酒?をし、それも三日間に亘って、家の中で名月を感じながら気になる本を読了。 どうしても気になったので、ここにメモすることにした。 ドイツ人は何故ヒトラーを選んだのか。…

せせらぎの小道:彼岸

91才のkさんが入院中とのことでお見舞いに参上す。「お彼岸の前に退院したい」とのこと。「もう91才だから・・・」などと遠慮に満ちた事をのたまう。「いちど向こうに行くともう戻ってこれませんよ」などという冗談を言う。病院よりも自宅が良いらしい。 こ…

せせらぎの小道:動植物の名前

柳津虚空蔵尊近くの齋藤清美術館の庭に咲くヤマボウシの近接写真。 最近読んだ雑誌、望星6月号の表紙からコピー。植物名には漢字の併記を!ということで特集が組まれている。 賛同する。 先日、緑水苑でハギを見た。小さな花を咲かせていたが、これを漢字表…

せせらぎの小道:フレーズ

今朝、気に入ったフレーズを見た。 命短し返せよ酒場、飲み屋さんは悪くありません。 原典は「命短し恋せよ乙女 ・・熱き血潮の消えぬ間に・・」 現在の社会状況を表現していて面白い。 江戸時代、松平定信さんが極端なデフレ政策を施いたときの落書(寛政の…

せせらぎの小道:金字塔

2021年9月12日:郡山市・緑水苑 写真は五百川のほとりにある緑水苑の現在。晩夏、休日なれども観客は私ひとり。贅沢な時間が持てた。 1991年5月11日、日本生活協同組合医療部会連合会にて確定された患者の権利章典。私はこの思想のお陰をもって現在も医療活…

せせらぎの小道:実の季節

花木の実を採ってきてはプランターに植えておくという変な習性が私にはある。運良く発芽して今では大木に育っているというものもあった。 椿などは発芽率が高く、楽しみがあるのですが、時には雑草の如く生えそろってしまうこともあり、困ったなあと嘆くこと…

せせらぎの小道:人権

2021年9月5日・母成峠界隈 トマトと見間違うようなハマナスの実。 医療の分野では、ここ30年、人権に関する言葉が多くなってきた。「生まれながらにして基本的人権を有する」というふうに使われるのだが、この人権を承認する社会、あるいは国家(今は国民国…

せせらぎの小道:日本語の混乱

この季節、この蝶は何をしようとしているのだろうかと思った。この場所に朝早く2~3日に亘って住み着いていた様子を確認した。悪天候のもとで動きが鈍そうでしたが。 郡山看護専門学校准看護学科の講義が始まった。現在使われている医療用語のことで自分の頭…

せせらぎの小道:独裁者を渇望する心理

フィナーレというソフトを使って楽譜を写し取る、演奏させてみる。知らない曲でも楽譜にして演奏させるとその曲の雰囲気がある程度つかめるので便利です。これには嵌まってしまう。 楽譜という世界共通の言語は摩訶不思議なものです。 雑木林は気持ちを落ち…

せせらぎの小道:これでもかと言うほどの睡蓮

2021年7月9日・蛇ノ鼻公園 睡蓮の花は水中では開花しない。水面より少し上に開花する。水中花ではない。それでは開花するときに茎の長さを決めるための測定をしなければなるまい。要するに水深というものを計らなければ適当な位置に開花できないことに…

せせらぎの小道:魅せられて

2021年7月4日。雨模様。緑水苑。 見とれる、佇む、言葉を失う、何故だろうと思う。

せせらぎの小道:音造りの風景

2021年6月27日:郡山女子大大ホール、郡山市民オーケストラファミリーコンサート。歌劇「イーゴリー公」より韃靼人の踊り。白鳥の湖より抜粋。 指揮者は高井優希。本番前のリハーサル風景。 郡山市民オーケストラの公演の時は何時も、団長さんの佐藤…

せせらぎの小道:格差

10年前の原発事故は安全神話と原発マネーの上に成り立つ地域社会が驚くほど脆くたちまちの内に崩壊することを大勢の人々に知らせた。 今回の新型コロナ感染症は、今まで存在していて密かに進行しつつある社会の格差を、くっきりと浮かび上がらせた。 経済…