せせらぎの小道:金字塔

2021年9月12日:郡山市・緑水苑

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写真は五百川のほとりにある緑水苑の現在。晩夏、休日なれども観客は私ひとり。贅沢な時間が持てた。

 

1991年5月11日、日本生活協同組合医療部会連合会にて確定された患者の権利章典。私はこの思想のお陰をもって現在も医療活動を続けている・・と思っている。医療における民主主義を論じたものであるが、内容は現代の日本人の対人関係の有り様を指し示していると見ている。

私はこの考え方を2011年3月11日、東日本大震災原発事故のおり、実践に移すことで自分の生き方に確信を持つことが出来た次第です。それ以後、いろんな災害などを含めこの自分たちがいる社会の有り様を観てきたのですが、患者の権利章典の持つ深い思想が、私にとっての拠り所となっていることを実感している。

 

篠崎次男さん、これは金字塔です。航海する人にとっての灯台かも知れないし、羅針盤北極星南十字星に相当するものですよ。私にとってはマルクスケインズ以上のものがあります。一番最初に話を聞いたときには「なんだこの人は」と思ったことは事実ですが、篠崎さん、今はそう思ってはいません。

 

大変に落ち着いた、静かな緑水苑でした。何時もは「変な叔父さんがいる」と思われたくないという多少のテレもあって、義弟を同行するのですが、今日は義弟が腰痛でお悩みだとかで、ひとり緑水苑を独占したことでした。