2021年7月9日・蛇ノ鼻公園
睡蓮の花は水中では開花しない。水面より少し上に開花する。水中花ではない。それでは開花するときに茎の長さを決めるための測定をしなければなるまい。要するに水深というものを計らなければ適当な位置に開花できないことになる。
この辺の機微については寺田寅彦がその随筆において考察を加えている。面白いですよ。
水中に没してしまっている花は無残な姿なのだが、はてどうしたものか。この場所でずっと何日間もこれらの花の姿を観ていたい気もする。
季節が過ぎると種子をつけた花は水没していくのか?