せせらぎの小道:オーケストラ独り占め

2026年6月28日:郡山市民オーケストラ、ステージリハーサル。郡山市文化センター。

本番前のステージ上での練習風景。団員の皆さんは普段着のままです。シベリウス、交響曲2番。

客席にはほとんど聴衆はいません。全くいません。写真を撮っている私一人です。

贅沢な鑑賞方法ですが、時々オーケストラが止まります。指揮者の最終的な指示があります。それでもとても面白いです。

郡山市民オーケストラの後援会に入って、ゲネプロやステリハを観に来てみませんか。

私が団長さんにお願いして差し上げます。オーケストラの音作りの風景を堪能できます。

せせらぎの小道:憲法改正

2014年12月31日 NHK紅白歌合戦 サザンオールスターズ、「ピースとハイライト」

 教科書は現代史をやる前に時間切れ

 そこが一番知りたいのに何でそうなっちゃうの?

桑田佳祐君たちの熱唱!

確かにそうなのです。まして2012年の自民党憲法改正草案などは忘れられていまして、高市さんが、今度、総理大臣になってまたまた話題沸騰しているのが現実です。現実といっても多く人たちは、憲法改正草案を目にしたこともない。

写真は朴の木、花のように見えるのはガク。天上の蓮の花とも。

憲法改正草案の、全面的に改正された「前文」を読む。現行憲法の前文と対比してもみる。

驚きと嘆きの言葉をいかように表現したらいいものかと悩む。

リニューアルしましたというこの改正案、実は過去への回帰です。

加藤陽子さんや半藤一利さんの昭和史に関する論説を参考にしながら、考えを進めてみるとどのあたりに回帰しているのかが想像できる。

私の考えでは、1931年満州事変、のあたりに回帰している。

主権線及び利益線、それを拡大して大東亜共栄圏etc.       背中に寒さを感じて震えるほどです。

前文を要約すると、「日本はこのようにして世界のトップクラスの仲間入りをしている。大変な苦労をしている。文句がありますか?」ということだ。

一口メモ

 1931年  いくさ(戦)始める満州事変

参考までに

 710年 なんと(南都)立派な平城京。

 794年 鳴くよウグイス平安京

 

せせらぎの小道:13歳からの戦争学

小川和久さんの著書の題名です。

Q・そもそも、戦争は何故起きるの?

なぜ人間は、何千年も前から戦争をくり返してきたのでしょうか。この問いに対する答えは一つではありませんが、主な原因をいくつか見ていきましょう。

資源をめぐる争い : もっとも基本的な戦争の原因は、限られた資源をめぐる争いです。土地、水、食料、エネルギー 。生きていくために必要なものが足りなければ、人々はそれを奪い合う。古代の戦争の多くは、肥沃な農地や水源をめぐっておきました。現代でも、石油や天然ガスといったエネルギー資源、レアメタルなどの希少資源が戦争の原因になっています。中東での多くの紛争には、石油が関係しています。

領土をめぐる争い : ロシアとウクライナの戦争も、イスラエルととパレスチナの紛争も、根底には領土問題があります。領土問題が解決しにくいのは、双方が「歴史的権利」があると考えているからです。「我々の祖先が何百年も前からここに住んでいた」「いやもっと昔から我々の領土だった」。

日本も、北方領土、竹島、尖閣諸島という三つの領土問題を抱えています。

宗教や民族の対立 : ただし、宗教や民族の違いそのものが戦争を引き起こすわけではない。イスラエルとパレスチナの紛争は宗教戦争と説明されることがありますが、実際はもっと複雑です。本質は、限られた土地に二つの民族が住もうとしているという問題であり、宗教はむしろ対立を正当化するための道具として使われている面があります。宗教や民族の違いは、政治的な目的のために利用されることが多いのです。

権力をめぐる争い : 国の指導者が、自分の権力を維持したり拡大したりするために戦争を始めることがあります。プーチン大統領がウクライナに侵攻した背景には、ロシアの「勢力圏」を取り戻し、かつてのソ連のような強い国にしたいという野心がありました。また、国内での支持率を高めるために、外敵との戦争を利用するという側面もあります。独裁者は特に、国民の不満をそらすために戦争を利用することがあります。

イデオロギーの対立 : 20世紀の大きな戦争の多くは、イデオロギー対立が関係していました。資本主義と共産主義の対立が冷戦を生み、朝鮮戦争やベトナム戦争につながりました。現代では、民主主義と権威主義の対立が新たな対立軸になっています。

恐怖と不信感 : 国と国の間に信頼関係がなく、互いに相手を恐れているとき、戦争が起きやすくなります。これを「安全保障のジレンマ」と呼びます。お互いが自分の国を守るために軍備を増強する(軍拡競争)という悪循環が最終的に戦争につながることがあります。例として第1次世界大戦が挙げられます。

現実の戦争は、ここに挙げた複数の原因が絡み合っています。ウクライナ戦争を例にとれば、領土問題、資源(特に穀物と天然ガス)、権力者の野心、イデオロギーの対立、安全保障のジレンマなど、さまざまな要素が関連しています。 

せせらぎの小道:人文知

人文知は武器になる 山口周、澤井龍之介 文藝春秋  よりメモ

 過去の覇権国家の変遷や、歴史の流れを振り返ってみても、現状や環境を理解できずに、社会の変化に気づかない組織やエリートは退場し、新たな組織や個人にとって代わられています。

生成AIが長足の進歩を遂げる中、ホワイトカラーの仕事も大きく変わっていくでしょう。確変する世の中で、求められているのは、暗記が得意だったり、与えられた問題に正解できる能力ではない。

そもそも近代以降、国家や組織は細分化と専門化を進めてきました。分業制によって専門性を極めることで生産性を高め、問題を解決してきた。そのやり方で解決できる問題は、もうほぼ解決し尽くしてしまったと言えます。残っている問題は、環境問題にしろ、世界の平和にしろ、どれもひとつの学問領域やひとつのプロフェッショナリズムだけで解決できるような類いのものではなく、より学際的、横断的な総合判断が求められています。その学際的、横断的な知の土台となるのが、人文知です。

今、この世界でこの瞬間、この日本において、現状や環境を理解できる「人文知」を持った人、エリートが求められているのです。

写真は舟津浜より飯豊連峰、磐梯山、西吾妻連峰。

 

アメリカ1強時代が終わり、世界が多極化して、ロールモデルとなる国家はなくなりつつある・・・・とみているわけです。

せせらぎの小道:ながあいお休み

この永い休みを活用しまして読んだ本の記録。

暗殺:柴田哲孝

一寸先は闇 :五木寛之さんと佐藤優さんの対談

邪宗門 : 高橋和巳

人新世の黙示録 : 斉藤幸平

世界の大転換 : 小泉 悠

9条はどこに行った : 東道利廣

21世紀の戦争論 : 半藤一利さんと佐藤優さんの対談

22世紀の戦争論 : 下村健太  

昭和史と戦争と世界の平和と、何やかやと、眼が疲れています。それでも頭の中が整理されていくようで楽しい休みでした。

5月6日 猪苗代湖舟津浜より。飯豊連峰、磐梯山、西吾妻。釣り、、釣果ゼロ。

遊漁券700円は、この景色を堪能した料金と思えば安い。

せせらぎの小道:平和の条件

どうしても忘れたくないなどという文章に会うと記録もしたくなります。

E.H.カー著、平和の条件、中村光一訳、岩波文庫、序章。

 安全も平和も、それ自体では政策の目的を適切に構成できない。この点は何回くり返して言ってもくり返しすぎにはならない。なぜなら、未だに広く理解されていないからである。フィッシャー教授は次のように書いている。(進歩と安全の衝突)。

 個人の安全は、幸福という概念と同様、それ自体を直接に追い求めてもとらえられない。進歩した経済にあっては、安定や個人の安全は、他の価値を追求することの副産物としてのみ達成される。

 

国際平和もまたそうした副産物である。戦争を「非合法」とする条約や国際的連盟(第1次世界大戦後に成立した国際連盟のこと)に書き込んで署名しても、それだけで平和は達成されない。それは、革命を違法と決定しても防止できないのと同じである。

平和と安全を直接の目的とした世代は、挫折するように運命ずけられている。人間の活動において唯一達成可能な安定とは、勢いよく回転する独楽が垂直に立ち、リズムよく前進する自転車が倒れないのと同様、動的安定なのである。

 現大戦が終わった後(第2次世界大戦のこと)に勝者となった国家群が、もし人間社会に、整然と進歩的な発展ができる諸条件を創出できたならば、それにつれて平和と安全保障はおのずと付け加わってくるであろう。しかしながら、安全の条件は普段に前進するものである、という逆説的な教訓を学び取らなければならない。

現大戦(第2次世界大戦のこと)後の政治、社会、経済的な問題群は、安定を願望することによってではなく、革命をすすめていくという接近方法を必要としている。

 さらにもう一つ警告が必要である。、、、、、、、、

(この文章は第2次世界大戦中に書かれています。)

続きはどうぞご自分で。平和ぼけしている頭をたたかれた気分になります。