せせらぎの小道:彼岸

91才のkさんが入院中とのことでお見舞いに参上す。「お彼岸の前に退院したい」とのこと。「もう91才だから・・・」などと遠慮に満ちた事をのたまう。「いちど向こうに行くともう戻ってこれませんよ」などという冗談を言う。病院よりも自宅が良いらしい。

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この花、今、彼岸の季節に咲くから彼岸花という名前がついたのか、彼岸花だからお彼岸の辺りに咲く?。花に意識はないのでこれは人間の勝手な創造ということになるのだが、この花、全草が毒、と言うのはZAZA店主のご説明。

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杜鵑草(ほととぎす)。花言葉「秘めた意志」、これは白杜鵑草(しろほととぎす)。

紫の斑点がない。感激。

 

ZAZA店主が意見書を書き上げた。

(仮称)大滝山風力発電事業環境影響評価準備書に対する意見書。

JR東日本が計画している風力発電事業に対する意見書である。

 

こういった事への発想の原典を、私は1992年ブラジルで開催された地球環境サミット(ブラジルサミット)に置いている。ここでのキーワードは、大量生産大量消費大量廃棄を批判する持続可能な開発(発展)。Sustainnable Development。地球資源を有限とみている。ベルリンの壁崩壊2年後の地球サミットです。

こういう視点を持って木村真三先生の講演を聴いた。

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SDGsと言うのはその流れの中にあります。

 

ついでながら私は医療活動の原点を、1991年日本生協連医療部会連合会が提唱した「患者の権利章典」に置いている。ベルリンの壁崩壊1年後に提唱されたものです。これは医療活動の最前線・現場からの視点であることが、その理由です。

その後、東日本大震災原発事故の折に提唱された医療福祉生協連の「命の章典」というものに姿を変えているのですが、個人的に「これはデスクワークに過ぎるのではないか」という印象を持っているので原典とはしていない。

 

こういうことを言うこと自体、年齢を重ねてしまった、ということでしょうか?

ZAZAの前の林ではもう落ち葉がひらひら?ゆらゆら?と舞い始めている。

 

kさん、無事に冬を越せるだろうか。