猪苗代湖畔。十六橋を見下ろす位置にファンドールン君の銅像が建つ。雪景色の中のファンドールン君である。
周辺地域は”戸の口原”、”滝沢口”。戊辰戦争の古戦場にあたる。会津白虎隊の事を熱く語る人々がいる。
曇り空を見ながら、遠くなった明治を思う。激変した生活様式と人々の気持ちの有り様をたどりにたどると目眩を起こしそうになる。
100年から150年、ファンドールン君はまた雪の中に埋もれ、訪れたくとも、出来そうもない所で十六橋を見つめることでしょう。2021年12月5日。
ファンドールン君の生まれ故郷の町と郡山市が姉妹都市の盟約を結ぼうとしました。先方様からお断りのメッセージが届いたという。あまりにも小さな町なので、大都市郡山とは釣り合いがとれないと。先方様にとっては迷惑な提案だったということだろう。