2022-01-01から1年間の記事一覧

せせらぎの小道:文明のありよう

中村桂子先生の著書:「科学者が人間であること」岩波新書:からの抜粋です。 環境問題の顕在化がありました。当時は公害という言葉が用いられましたが、典型例は水俣病です。海に排出した工場排水に含まれていた水銀が原因で、そこでとれた魚介類を食べた人…

せせらぎの小道:冬景色

2022年12月15日。ZAZA冬景色 この地域は会津地方の気候なので冬の訪れが早く、春が少し遅れてやってくる。もう冬ごもりに入った。薪ストーブの側でコーヒーをご馳走になり人の世の事を語る。最近道路向かいにキャンプ場ができた。ただそれだけの…

せせらぎの小道:花の絨毯

2022年12月10日。島公園 この風景と落ち葉焚きと焼き芋というのは結びつかない。が、それが成り立つときもある。「サザエさん」の世界だ。遠い昔を辿ってみても私の中には存在しない世界だ。 亡くなられた 橋本 貢 画伯 の内なる世界には存在してい…

せせらぎの小道:芸術を文章に

職場の友人達がコロナに感染したり濃厚接触者になったりで本当はてんやわんやの状態なのですが、後期高齢者になった私は・・・家内の病気療養を理由にしたりして・・ 緑水苑:初夏 恩田陸、蜜蜂と遠雷、原田マハ、絵画、須賀しのぶ、革命前夜。絵画や音楽を…

せせらぎの小道:薪ストーブ

2022年11月27日。ZAZA. 永年、林の管理を続けている店主は冬季の暖房に薪ストーブを使っている。こんな事をもしなければならない。楢の木の根元に清めの儀式を施し(お酒を捧げて)伐採という作業に移る。樹齢?。 これを薪にする作業であるが…

せせらぎの小道:「移動ド」「固定ド」「絶対音感」

前回続き 言葉の誕生 養老「例えば、人はリンゴという果物を、全部「リンゴ」という言葉でまとめることができる。感覚が中心の動物は、一個一個のリンゴは別のもので、いちいち「全部違う」と思っているんじゃないでしょうか。そのヒントの一つが、絶対音感…

せせらぎの小道:進歩と進化

尊敬する学者に、生命科学者の中村桂子先生がいる。チクマQブックス「科学はこのままでいいのかな」という著書でこんなことを述べられています。無断複写になりますがどうしてもメモをしておきたいので・・・ 「進化も進歩と同じように新しいものを生み出し…

せせらぎの小道:ノクターン

この季節、ショパンのノクターン、それもルービンシュタインが私たちには似合う。 仙台在住の友人によると宮城県、特に仙台市がコロナでてんやわんやとか。当地でもそれは同じ。 アンドリュー・ワイエスの絵画を想像させる構図ですね。 原発事故の時も同じよ…

せせらぎの小道:秋、空撮

メインテナンスを兼ねて空撮。 季節がら山の端がくっきりとしてきた。おお~い雲よ・・という感じですが、今の雲は素早く移動する。間もなくこの安積原野には冷たい西風が吹く。磐梯降ろしという。 自分の周りに協同組合とか医療生協とかを熱く語る友人がい…

せせらぎの小道:秋、大銀杏

2022年11月13日。 巨大な銀杏 せせらぎの小道添えの高校に通う孫娘。 霞が城公園にて。菊。

せせらぎの小道:静寂

吸い込まれてしまいそうな静けさ。胸が震えるほどの感動を呼ぶ生命の規則性。そんな中で自らもこの世界と一体であるという事を知る不思議さ。雑木林はいろんな事を考えさせてくれる。 あくせくと気を揉むと早めに年をとります。時の流れをゆったりと感じて知…

せせらぎの小道:蛍雪時代

一般社団法人日本ドローン操縦士協会(DPJ)の1級試験を受けるためにここ数ヵ月間WEB講習を受けた。本格的な物理の講習なんかもあって、等速直線運動や等加速直線運動などの公式を思い出すのに苦労しました。V-TグラフとかX-Tグラフとかの話である。変位…

せせらぎの小道:歴史小説

小説家にとって歴史小説は現代小説を書くよりも、現代を表現するのに都合が良いことが多いらしい。過去の天然痘の流行を描いて、現代のコロナ感染症の流行を語る・・という具合に。吉川英治さんの宮本武蔵も、語り部としての司馬遼太郎さんも、安部龍太郎さ…

せせらぎの小道:何だろう

2022年10月16日。この果物?美味しいねというようなことをいって、食べ終わって種子が出てきたとする。それをこのプランターに埋めておいた結果が写真のような状態。これは何の種子だっけ、と首を傾げているのが本日の自分。やっぱり柑橘類だろうか? チャイ…

せせらぎの小道:種子

こういった果実種子を見つけると、これを発芽させて、花を咲かせ、実のなるときまで見てみたいという欲望が去年辺りまで強かった。これを続けていくとプランターや植木鉢の数が徐々に増えてきて何とも致し方がなくなってくる。今年からは少しく限定したいと…

せせらぎの小道:銚子ヶ滝

何十年ぶりかで銚子ヶ滝を訪問。石筵牧場奥から歩いてやっと辿り着いた銚子ヶ滝。お酒をつぐ銚子のように見えるので有名です。調子に乗って軽い気分で行ったところが、今日の夕方になってあちこちが痛み出しました。絶景でしたよ! 水しぶきと樹木のためにド…

せせらぎの小道:研修医

研修に来られたF先生に安達太良と磐梯山と額取山をプレゼントしました。 小生は12月頃に日本ドローンパイロット協会の1級免許を取る予定。 よく遊びよく学ぶドクターになってよ。

せせらぎの小道:国葬

安倍晋三さんの葬儀は自民党葬にすれば良かったのでは? 阿部さんの死を私は喜んでなどいない。悲しんでいるし、こういうことが起きる自分たちの国の姿を何とかせねばと思っている。 安倍さんの死に対して私は三の倉の向日葵を手向けます。 菅義偉さんの弔辞…

せせらぎの小道:達沢不動滝

2022年9月25日 中ノ沢温泉達沢不動滝 栃や沢胡桃の木が多い所です。ZAZAでの考察からすると今年は栃が花をつけない実がならない年かなと思っていました。不動滝付近の栃の実もやはり少なく、実も小さなものきり探せなかった。豊作ではない、不作の年と判断し…

せせらぎの小道:資本論

実生30年の栃。今年は花を咲かせず、実もならず、そして落葉も早いように思う。 「資本論」と言いますと、かつては青白い顔をしてビール瓶の底のようなレンズの眼鏡をかけた天才青年が読んでいて、その青年は共産主義者で、、、等というイメージを持つ方が多…

せせらぎの小道:遺伝、進化

池田清彦さんは高名な生物学者。養老孟司さんと気が合うらしい。 PHP文庫「なぜ生物に寿命はあるのか?」より抜粋。 ウイルスは恐らく生物の細胞内のDNAが分離・独立して細胞外に出られるようになったものであろう。生命の起源が遺伝系、すなわち自己…

せせらぎの小道:SDGsに関して

最初にバッキンガム宮殿 ロンドンの秋、早朝。 生物学者の池田清彦さんはその著書でこんな批評をしている。 「SDGsなんて表向きは美しいスローガンだけど、本当のところは、グローバル資本主義で繁栄を築いてきた西側諸国をこれまでどおりに優位に立たせ…

せせらぎの小道:女王陛下

エリザベス女王陛下が亡くなられたという報道はショックでした。 ロンドンが爆撃を受けた際、女王陛下はよその国への避難を勧められたという。その時エリザベスさんは「私はロンドン市民と共に何時までもここに居たい、皆も頑張ってほしい」と述べられたとい…

せせらぎの小道:human rights

栃:約30年前にZAZA店主ご夫妻の協力で実生から育てた栃を移植した。それが今この高さとなり、太陽光を得るために他の木々と競いながら空に向かっている。 今年はついに花を咲かせることなく、実を実らせることなく、秋を迎えることになりそうです。何に原…

せせらぎの小道:民主主義の皮肉

君が25歳で進歩派でないなら心に問題がある。35歳で保守派でないなら頭に問題がある。ウインストン・チャーチル 酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ。立川談志。 民主主義の皮肉 : 成田 悠輔 著 「22世…

せせらぎの小道:熱夏

熱くて頭が働かない。イメージを涼しくしてみる。 ウクライナのことがあって、それ以後の世界が気になる:というよりこの地域がどうなるのかということが最大の懸念。 globalizationに対してローカル、そして地政(geopolitics)又はnationarism. 原発事故も…

せせらぎの小道:野外練習

宮沢賢治のセロを弾く人の話はなかなかに味がある。 ZAZAの裏手でサックスを練習した。谷川のせせらぎが伴奏してくれました。「サックスらしい音になってきましたね」とは店主の感想。 自然の静寂さに比べますと、こちらの音は迷惑な存在であったかも知…

せせらぎの小道:休題

現在、日本ドローン操縦士協会の2級免許講習を修了し、免許申請中。 コロナワクチン接種の影響もあり、暑さも加わって頭が働かなくなったときがあったので、ドローン操縦は一時休止。2級免許取得後の次のステップを考え中です。 その間はサックス演奏を練…

せせらぎの小道:総代会

2022年6月19日・第57回通常総代会・福島県農業総合センター 毎年、これが最後の挨拶であると思って・・言葉を選んでいる。 メモ 人類が動物を家畜化することを始めて以来、人畜共通感染症というものが認識されている。 犬とは65種類、豚とは42…

せせらぎの小道:桑野村上空

桑野村から県北、田村方面、会津。 読書メモ 人間の進歩を信じるのが革新、信じないのが保守。 右翼の社会主義がファシズムで左翼の社会主義が共産主義。双方とも独裁。 共産主義を保守と呼んでも間違いではない。