せせらぎの小道:ノクターン

この季節、ショパンノクターン、それもルービンシュタインが私たちには似合う。

仙台在住の友人によると宮城県、特に仙台市がコロナでてんやわんやとか。当地でもそれは同じ。

アンドリュー・ワイエスの絵画を想像させる構図ですね。

原発事故の時も同じような感想を持ったのですが、「自己責任」という言葉のことです。

これは「官」が「民」にものを押しつけるときに使う言葉です。上から目線の言葉です。官がほとほと困ってギブアップして、民に「後は勝手にやってよ」というときによく使われます。官の任務放棄の姿です。

こういう状態の時「民」は何を考えどうしなければならないかというと、先ず自己責任という言葉は使わない。「自衛」または「自治」という言葉の意味を確かめる。そして協力協同による自衛行動をみんなしてやる。「自らを助ける者を助く」という考えで。

One for all, All for one・・・・これが民の自助努力となります。

 

関ヶ原の戦いで敗れた西軍の大将・石田三成さんの旗印は「大一大萬大吉」(だいいちだいまんだいきち)。これは One for all, all for one  です。今も昔も人の考えることに大差は無い。

今年もまた山茶花の季節となりました。先ず頂から花を咲かせ、次に東側から、翌日南側に花が咲いた。これが三日間で完了し、最後に北側がこれから花を咲かせる。

あたかもショパンノクターンが聞こえているかのような佇まい。向かって左手が北側。