せせらぎの小道:秋、空撮

メインテナンスを兼ねて空撮。

季節がら山の端がくっきりとしてきた。おお~い雲よ・・という感じですが、今の雲は素早く移動する。間もなくこの安積原野には冷たい西風が吹く。磐梯降ろしという。

自分の周りに協同組合とか医療生協とかを熱く語る友人がいなくなってきた。

私たちの親の世代の人達は、私たちを見て「戦争の苦しみを知らないで・・」と言っていた姿を思い出す。

自分たちが親たちの年齢になって、後輩諸君を見て「60年安保を知らない」「公害の時代を知らない」と言っても、それはそれ、時が過ぎ去るのを速く感じて嘆いているということで、いたしかたがない。

 

自分の体験した事どもから考えるのだが、「人権が尊重される世の中であってほしい」。

人類は何時の頃から人権というものを意識しだしたかというと、ものの本によれば、フランス革命当たりかららしい。ここ2百数十年のことだということになる。

自由を限りなく求めていくと格差が限りなく広がるらしい。この格差というもの達はいつ頃から発生してきたのかというと、これもものの本によると、人類がアフリカから出て旅を重ね世界中に広まったわけだが、出アフリカの時から格差があったという。

釈迦牟尼は「人は生まれながらにして不平等」と言っているので、どうやらそうらしい。

以前のことを知らないからと言って後輩諸君を批判するわけには行かない。人権というものを学びながら共に進もう・・・というあたりが良い塩梅の所なのではなかろうか。