せせらぎの小道:看護専門学校

屋上から那須連峰

看護専門学校の今年度分の講義が終了。終わった後で何時も後悔が生じます。

その1。私は何を伝えたいのか?。科学的根拠に基づいた医療を展開したいので、そのための看護学の基礎。

科学的根拠とは具体的に何か?人類共通の解剖生理学。これには細胞病理学も含まれる。そしてまてよ、細胞病理学(生理学)は生物界共通のものですよね。動物も植物も細胞が基本にあるから。そしたらもっと基本にあるのはDNA Dioxi Ribo Neuclic Acid,

ゲノム、遺伝子・・・遺伝、進化、発生。留まるところを知らない。

今のところ細胞病理学で止まっていますが、これからは遺伝子が生物界共通のテーマとして語られるはず。分子生物学

 

同じ医療を目指しているとはいえ看護学と医学には線引きができそうな境目がある様に見える。

こういうことを考えながら、また、来年度の講義の構想を練る。どうも余り面倒なことを考えるから”もう辞めてください”と言われそうな気がしている。

迂遠なことを考えなくとも立派に看護業務を果たしている方々ばかりなので、こういうことは独り言の段階で留め置きましょうか。

看護学看護学者が講ずる社会状況になってきた。医療学という分野が拡大していく方向がよいのでは?

中村桂子著書より