せせらぎの小道:安達の雄

2020年11月1日。大玉村から安達太良連峰

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和尚山、安達太良山頂。安達郡の雄・安達太良連峰は観望する方向によっては和尚山が優位であったり安達太良山頂が優位であったりする。なお本連峰の最高峰は箕輪山。この移りゆく姿をゆっくり眺められるのが東北本線(在来線)郡山から福島まで。車窓からのパノラマは誠に以て美しい。信夫の郷に近づくに従って吾妻の峰々が大きく姿を現してきます。

横に拡がった安達太良連峰をじっくり観望するには蛇ノ鼻公園が良い。絶景です。

紅葉の季節、奥岳からゴンドラに乗って薬師岳まで上がり、山頂方面の景色は雄大ではあるが、今は他県ナンバーの車が多くままならない。GO TOなにがしが終わるまで諦めよう。

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病院敷地内のモニタリングポスト。環境中の放射線量・ガンマ線を測定し表示している。電源はソーラーパネル。実に多くの物語を語る測定装置です。この時は、GO TO FUKUSHIMA。今はそんなに大勢では来ないでFUKUSHIMA・・と言いたいところですが、なにせ観光立国ですから。

本当の空を多勢の人に見て頂いて、白く光る阿武隈川も眺めて頂いて、願わくば古郡山湖なども想像して下さい。そしてこの原野の来し方行く末を熱く語ろう。

 

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看護専門学校の今年度分の講義を終えて非常な脱力感に見舞われています。不足していた看護婦(当時は)を促成栽培し即戦力として安い労働力を提供するという時代はもう遠くに過ぎ去ったと思う。福島市医師会は准看護師の養成を止めた。郡山市医師会は年間2千万円の費用を持ちだし、まだまだ准看護師の養成に力を注ぐ計画のようだ。私は医師会員なのでその方向で仕事を進めている。が、多大なる矛盾も背負っている。

今、鳥海克巳先生、櫻井 誠先生、八木陸夫先生、等々のことを思い出し、菊地辰夫先生の深謀遠慮などを鑑みても、看護師の養成を医師が片手間にするのはもう遠い昔の美談できりなくなったと、判断している。お世話になった先輩の諸先生方には「私どもにはもうこんな力しか無い世の中になりました」と言う以外に方法が無い。

ただし、医師会と看護協会の協同の考え方が産まれれば話は異なってくる。

医療という大義の下に、医学があり、看護学があり、芸術があり政治経済があり・・・・。「医学は・・の頂天」等という馬鹿らしい考え方が払拭されればまた違った医療界が出現することと思う。

*ここまでの結論。
 

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