せせらぎの小道:ウクライナ

戦争こそ大量生産大量消費大量廃棄の社会経済構造を具現しているものはあるまいと思ってウクライナからの報道を見ていた。何はともあれ生命が粗末に扱われ大量に廃棄される姿がこれである。営々とした営みが消滅する。

本日読売新聞がネット上で北方領土?での動きを報じていました。

f:id:kuwanomura:20220402102324j:plain

示威行動、威嚇、報復措置、国家間のそれは個人の思想では対抗できない。

核抑止力という得体の知れない言葉がある。この世の中には核抑止力というものがあって核兵器の使用を抑止している・・等と呑気なことを思わせてくれる言葉ではない。

核兵器のボタンを押すと、相手国も核兵器のボタンを押す」というシステムがすでに出来上がっていて、報復が重なっていって・・勝者のない滅亡が出現するという恐怖感が、抑止力の本態です。どなたか立派な人がいて、抑制を働かせているのではない。

この辺は小松左京さんの物語でも詳しく解説されている。

ウクライナについて、「プーチンさんの人格の問題にして、サダムフセインのように処刑してしまえば解決する」、という単純な報道が多いが、過去~現在のロシアのgeopolitics地政はそんなものでは解決できないと、語っていると見ています。

 

北方領土を日本に返すと、そこが沖縄化して、米軍の基地が出来る。日米地位協定はそう語っている。曖昧な思考が許されなくなってきた。