せせらぎの小道:連峰、連山

2023年1月14日。屋上から額取山連山、那須連峰。

那須連峰は茶臼岳と三本鎗が認識できる。

正月休みにモンテスキューモンテーニュ(エセー)を読もうとしたところ、どうもシックリこない。何故かと考えてみたら、私の頭の中に欠落した部分があるということに気づく。その部分とは、この人達が当たり前と思っているところ、ギリシャ、ローマ、キリスト教社会、をよく知らないという事のようです。

西欧の方で、私たちの歴史や宗教のことを深く知らない人が司馬遼太郎さんの歴史小説を読んだら(西欧後に翻訳した)やはり同じような印象を持つのかしら・・などと考えてみた。

 

そういう意味でいうと、「須賀しのぶ」さんの小説は凄いな・・と感心している次第です。

満州やシベリア、壁が崩壊する当時のベルリン、ワルシャワ労働歌が聞こえてきそうなポーランド・・に連れて行ってくれる。ただし主人公は日本人が多い。ストーリーテラーとはこういう人のことを言うのだなと感心しました。

小説を読む楽しさ、面白さ、はこんな所にもあることよ。