せせらぎの小道:花の色彩

薔薇には青という遺伝子がないらしい。何とか工夫をして青い薔薇を咲かせようとする試みがあるらしいのだが、その成果を観たことがない。矢車草の青の遺伝子を薔薇に組み込むなどなのだが。

薔薇に薔薇の花が咲き、牡丹に牡丹の花が咲き、それを観ることで多様性を感じる方が、特定された花にすべてを期待することよりも無為自然に近づくように思う。

こういうことは人為よりも太陽エネルギーに頼る方が良いのでは?

f:id:kuwanomura:20210507100912j:plain

f:id:kuwanomura:20210507100932j:plain

このチューリップはどうですか?

f:id:kuwanomura:20210507101023j:plain

 

紫しかも濃い紫、深紅・段幕の裏地にある様な濃い赤・三銃士のポルトスさんがマントにしている深い紅色、そういう色が好きです。

 

紫の心理

 心のエネルギーの方向は「青」などの寒色系に近く「自分の内面に気持ちが向いているとき」に惹かれることが多い。

色の持つイメージ

 癒し・再生・優しさ・繊細・高貴・成熟・神秘的・芸術的・疲労感・葛藤・ストレス・憂鬱・不調

 

心身の疲れから回復していく過程・優しい気持ち・繊細な気持ち・自分の感性を大事にしたい・自分を高めていきたい・葛藤がある・疲れていて癒やされたい

 

赤と青が混ざっている色。赤などの暖色系の色が交感神経を、青などの寒色系の色が副交感神経を優位にすることが、生理学の分野で明らかになっています。それで、人が再生していくときに、交感神経と副交感神経のバランスを取ろうと「紫」を本能的に選ぶのではないか、という考えもある。

 色とココロの教科書・佑貴つばさ 著  より