2020年12月9日:NHK WEB NEWS
川俣町介護施設職員の感染
*医療機関で働いている身からの感想なのですが、医療機関の職員や利用者に感染が確認された場合には、もうすでにクラスターになっている状態ではないだろうか。そこで初めて職員全員の検査を実施したりするわけだがすでに遅しという印象がある。
対策として企業なり医療機関なりが定期的にPCR検査を実施するということが考えられるが、これをやるとべらぼうな高い費用が請求される。3万円以上・大人も子供も・家族4人だと12万円以上。普通は受けられないですよ、この検査は。
自治体なりがクラスター発生におどろいて検査料を〇にして実施すると大勢の方々が検査を受けるし、安心と予防にもつながっている。
定期的な検査をどの企業でも受けられるようになると(費用を〇にするか安くするか)、特に医療機関や介護施設など・他の企業でも、クラスターの発生はかなり減ると思うが。
司馬さんのこの物語を再度読んだ。夢中になってしまうのですが、司馬さんの歴史観の基本に、この物語では地政学をおいていると見た。
物語はロシア帝国の南下政策・明治の日本帝国防衛政策・大英帝国の世界政策・の衝突という形で進んでいく。
西の方ではクリミア戦争という形をとりナイチンゲールの話が出現した。東の方では満州における陸戦、対馬における日本海海戦という構図で話は終わる。
問題は地政学だ。倉前盛通著「悪の論理」が面白いがここでは奥山真司著「地政学」からエラストを拝借する。
こういうエラストを見ながら司馬さんの小説(特に明治の小説)を読むと理屈がはっきりしてきて爽快感がある。司馬さんの文章にはスピード感がある。全7巻だったので少し睡眠不足気味。