せせらぎの小道・院内感染

9月15日(火)福島民友

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感染症指定病院の院内感染は私たちにとっては深刻な問題です。県は院内感染と認めたが「対応するスタッフが完全に別れており、指定病床から感染したとは考えられない」との報告をしている。

私たちの病院は指定病床を持ちません。対応するスタッフを分けるという労務管理は不可能です。ただ一般病床からの感染(意識の高いスタッフを有すると思われる病院での)と云う事の方がより深刻なのです。私たちは一般病床きり持ちません、職員の意識をいくら高めたとしても院内感染は容易に起こりうる、と見られるのでより深刻だと言っているのです。積極的にこの感染症に立ち向かおうとする医療機関、医療人はないし、私もそうだ、・・・・この意見が通説となることの方がより恐ろしい。

 

高嶋哲夫さんの「首都感染」はお勧めの小説です。

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県立医大の医療センターなので、感染経路は厳密に追跡し、立てうる対策を早急に示してほしものです。