せせらぎの小道:えふりこぎ

かつてブルースの女王と言われた淡谷のり子さんという方が(歌手)いました。その方は青森県出身で、「えふりこいで東京弁なんかつかうことねえんだ」と吉幾三さんとの対談で言っていました。要するに「ええかっこしようとして」東京弁なんかしゃべらないで…

せせらぎの小道:いでし月かも

2023年4月2日。モニタリングポストと桜。西日を浴びて桜満開。 月は東に陽は西に・・・ 天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも 仲麻呂

せせらぎの小道:開店

ZAZAの営業開始の時期となりました。周囲の樹木や野草を眺めながら店主ご夫妻のお話を伺える幸運に浴するとしたらそれは幸せ。 店主ご夫妻は近くの嶺に風力発電のための風車ができるということに対して「考える」所があり、ものを申し上げたいらしい。原発は…

せせらぎの小道:長工師ファンドールン

十六橋を見下ろすようにして建っているのはファンドールン君。 長工師として扱われている。先の大戦のおり、政府は金属の供出を命じた。軍需物資として。付近の農民はファンドールン君の足の部分を切断し本体を隠してしまった。難を逃れたファンドールン君の…

せせらぎの小道:山極寿一先生

石筵・冬 この山の稜線を斎藤清さんならどのように版画として描くだろうかな。 3月9日(木)朝日新聞 科学季評 山極寿一 (対面が可能になる今こそ・・・)管理された時間から心身を解放し、自然の時間に沿った暮らしをデザインする。所有を減らし、シェアと…

せせらぎの小道:看護専門学校

屋上から那須連峰 看護専門学校の今年度分の講義が終了。終わった後で何時も後悔が生じます。 その1。私は何を伝えたいのか?。科学的根拠に基づいた医療を展開したいので、そのための看護学の基礎。 科学的根拠とは具体的に何か?人類共通の解剖生理学。こ…

せせらぎの小道:忘れたくない

本を読んでいて”忘れたくない”ということが沢山出てきます。それをここにメモしているわけです。自分が何を考えているのかが分かりそうで面白がっています。”あやしゅうこそものくるおしけれ”という気持ちなのです。「俺はこんなに偉い本を読んでいるんだぞ…

せせらぎの小道:春よこい

昨年春、采女公園 藤原辰史著「植物考」より抜粋 マンクーゾは、植物学者として、更に中央集権的な組織の代替案を提示する。 実際、少なくともヨーロッパでは、植物モデルに従って組織された構造は、しばらく前から存在している。それは“協同組合”である。協…

せせらぎの小道:Immanuel Kant

2023年1月30日。本当の空は快晴。 厳密にいうと民主制は必然的に専制になる。というのは民主制の行政権のもとでは、一人(同意しない者)がいても全員の賛同とひとしく、その結果として、全員でない全員が決めていくことになる。 いかなる国も、よそ…

せせらぎの小道:連峰、連山

2023年1月14日。屋上から額取山連山、那須連峰。 那須連峰は茶臼岳と三本鎗が認識できる。 正月休みにモンテスキューとモンテーニュ(エセー)を読もうとしたところ、どうもシックリこない。何故かと考えてみたら、私の頭の中に欠落した部分があると…

せせらぎの小道:文明のありよう

中村桂子先生の著書:「科学者が人間であること」岩波新書:からの抜粋です。 環境問題の顕在化がありました。当時は公害という言葉が用いられましたが、典型例は水俣病です。海に排出した工場排水に含まれていた水銀が原因で、そこでとれた魚介類を食べた人…

せせらぎの小道:冬景色

2022年12月15日。ZAZA冬景色 この地域は会津地方の気候なので冬の訪れが早く、春が少し遅れてやってくる。もう冬ごもりに入った。薪ストーブの側でコーヒーをご馳走になり人の世の事を語る。最近道路向かいにキャンプ場ができた。ただそれだけの…

せせらぎの小道:花の絨毯

2022年12月10日。島公園 この風景と落ち葉焚きと焼き芋というのは結びつかない。が、それが成り立つときもある。「サザエさん」の世界だ。遠い昔を辿ってみても私の中には存在しない世界だ。 亡くなられた 橋本 貢 画伯 の内なる世界には存在してい…

せせらぎの小道:芸術を文章に

職場の友人達がコロナに感染したり濃厚接触者になったりで本当はてんやわんやの状態なのですが、後期高齢者になった私は・・・家内の病気療養を理由にしたりして・・ 緑水苑:初夏 恩田陸、蜜蜂と遠雷、原田マハ、絵画、須賀しのぶ、革命前夜。絵画や音楽を…

せせらぎの小道:薪ストーブ

2022年11月27日。ZAZA. 永年、林の管理を続けている店主は冬季の暖房に薪ストーブを使っている。こんな事をもしなければならない。楢の木の根元に清めの儀式を施し(お酒を捧げて)伐採という作業に移る。樹齢?。 これを薪にする作業であるが…

せせらぎの小道:「移動ド」「固定ド」「絶対音感」

前回続き 言葉の誕生 養老「例えば、人はリンゴという果物を、全部「リンゴ」という言葉でまとめることができる。感覚が中心の動物は、一個一個のリンゴは別のもので、いちいち「全部違う」と思っているんじゃないでしょうか。そのヒントの一つが、絶対音感…

せせらぎの小道:進歩と進化

尊敬する学者に、生命科学者の中村桂子先生がいる。チクマQブックス「科学はこのままでいいのかな」という著書でこんなことを述べられています。無断複写になりますがどうしてもメモをしておきたいので・・・ 「進化も進歩と同じように新しいものを生み出し…

せせらぎの小道:ノクターン

この季節、ショパンのノクターン、それもルービンシュタインが私たちには似合う。 仙台在住の友人によると宮城県、特に仙台市がコロナでてんやわんやとか。当地でもそれは同じ。 アンドリュー・ワイエスの絵画を想像させる構図ですね。 原発事故の時も同じよ…

せせらぎの小道:秋、空撮

メインテナンスを兼ねて空撮。 季節がら山の端がくっきりとしてきた。おお~い雲よ・・という感じですが、今の雲は素早く移動する。間もなくこの安積原野には冷たい西風が吹く。磐梯降ろしという。 自分の周りに協同組合とか医療生協とかを熱く語る友人がい…

せせらぎの小道:秋、大銀杏

2022年11月13日。 巨大な銀杏 せせらぎの小道添えの高校に通う孫娘。 霞が城公園にて。菊。

せせらぎの小道:静寂

吸い込まれてしまいそうな静けさ。胸が震えるほどの感動を呼ぶ生命の規則性。そんな中で自らもこの世界と一体であるという事を知る不思議さ。雑木林はいろんな事を考えさせてくれる。 あくせくと気を揉むと早めに年をとります。時の流れをゆったりと感じて知…

せせらぎの小道:蛍雪時代

一般社団法人日本ドローン操縦士協会(DPJ)の1級試験を受けるためにここ数ヵ月間WEB講習を受けた。本格的な物理の講習なんかもあって、等速直線運動や等加速直線運動などの公式を思い出すのに苦労しました。V-TグラフとかX-Tグラフとかの話である。変位…

せせらぎの小道:歴史小説

小説家にとって歴史小説は現代小説を書くよりも、現代を表現するのに都合が良いことが多いらしい。過去の天然痘の流行を描いて、現代のコロナ感染症の流行を語る・・という具合に。吉川英治さんの宮本武蔵も、語り部としての司馬遼太郎さんも、安部龍太郎さ…

せせらぎの小道:何だろう

2022年10月16日。この果物?美味しいねというようなことをいって、食べ終わって種子が出てきたとする。それをこのプランターに埋めておいた結果が写真のような状態。これは何の種子だっけ、と首を傾げているのが本日の自分。やっぱり柑橘類だろうか? チャイ…

せせらぎの小道:種子

こういった果実種子を見つけると、これを発芽させて、花を咲かせ、実のなるときまで見てみたいという欲望が去年辺りまで強かった。これを続けていくとプランターや植木鉢の数が徐々に増えてきて何とも致し方がなくなってくる。今年からは少しく限定したいと…

せせらぎの小道:銚子ヶ滝

何十年ぶりかで銚子ヶ滝を訪問。石筵牧場奥から歩いてやっと辿り着いた銚子ヶ滝。お酒をつぐ銚子のように見えるので有名です。調子に乗って軽い気分で行ったところが、今日の夕方になってあちこちが痛み出しました。絶景でしたよ! 水しぶきと樹木のためにド…

せせらぎの小道:研修医

研修に来られたF先生に安達太良と磐梯山と額取山をプレゼントしました。 小生は12月頃に日本ドローンパイロット協会の1級免許を取る予定。 よく遊びよく学ぶドクターになってよ。

せせらぎの小道:国葬

安倍晋三さんの葬儀は自民党葬にすれば良かったのでは? 阿部さんの死を私は喜んでなどいない。悲しんでいるし、こういうことが起きる自分たちの国の姿を何とかせねばと思っている。 安倍さんの死に対して私は三の倉の向日葵を手向けます。 菅義偉さんの弔辞…

せせらぎの小道:達沢不動滝

2022年9月25日 中ノ沢温泉達沢不動滝 栃や沢胡桃の木が多い所です。ZAZAでの考察からすると今年は栃が花をつけない実がならない年かなと思っていました。不動滝付近の栃の実もやはり少なく、実も小さなものきり探せなかった。豊作ではない、不作の年と判断し…

せせらぎの小道:資本論

実生30年の栃。今年は花を咲かせず、実もならず、そして落葉も早いように思う。 「資本論」と言いますと、かつては青白い顔をしてビール瓶の底のようなレンズの眼鏡をかけた天才青年が読んでいて、その青年は共産主義者で、、、等というイメージを持つ方が多…